後藤程乗光昌

特別保存刀装具 NBTHK Hozon Paper

No.B00062

桐箱

     売 約 済

長さ : 9.7cm    : 1.5cm

画題

樊カイ図

※ カイの字は口偏に會

: 山城国 (京都府-南部)

時代 : 江戸時代初期

鑑定書

(公)日本美術刀剣保存協会

特別保存刀装具鑑定書

平成09年04月15日

程乗 (花押)

 

赤銅魚子地、高彫色絵、裏哺金

説明

 後藤家九代目程乗は、七代顕乗の次男で、慶長八年の生まれである。幼名を源一郎と父:顕乗同名で、諱は光尹と名乗った。寛永元年、父正継が剃髪して顕乗と号した時、理兵衛家の二代目を相続し、名を理兵衛光昌と改めた。その後、宗家の八代目光重:即乗が三十二歳の若さで亡くなり、後継者の亀市:廉乗がまだ四歳であったので、顕乗が一時宗家を預かり、後に程乗が宗家の九代目を相続した。廉乗が十八歳になった折、宗家十代目を引渡し、二十五歳になるまで後見した。また程乗は、加賀前田家に覚乗の子:演乗と隔年交代で勤務し、加賀百万石文化の発展に大きく貢献している。

 後藤家九代程乗の自身銘の力作である。画題としては珍しい樊カイの図で、劉邦を助ける為に足を力強く踏ん張り、まさに盾で門を突き破ろうとしている様を見事に表現している。金を厚手に存分に使用し、全体に立体感がある。裏の金含みもやや厚手で、独特の玉鑢をかけ、下辺中央に堂々たる銘が切られており、保存状態も良好である。

 画題の樊カイは、中国前漢の初代皇帝:劉邦(漢の高祖)に仕えた武勇をもって名をはせた武将である。「鴻門の会」において門を破壊して劉邦を救おうとした場面を描いている。劉邦が会談で項羽に危うく殺されそうになったときに、会談場の外で待機していた樊カイが盾を携えて門を蹴破って会談場に侵入し劉邦の命を救ったと伝える。

後藤程乗光昌1
後藤程乗光昌2
後藤程乗光昌3
後藤程乗光昌4
後藤程乗光昌5
後藤程乗光昌6

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