特別保存刀装具 NBTHK Tokubetsu Hozon Paper

No.B00061

桐箱 日野松庵先生箱書

     売 約 済

大 : 竪長さ : 8.1cm   横長さ : 7.5cm  耳の厚さ : 0.5cm

小 : 竪長さ : 7.2cm   横長さ : 6.7cm  耳の厚さ : 0.45cm

画題

四季草花図

: 武蔵国 (東京都・埼玉県・神奈川-東部)

時代 : 江戸時代後期 文久三年 1863年

鑑定書

(財)日本美術刀剣保存協会

特別保存刀装具鑑定書

平成14年02月18日

(大) 中川一匠韜雲 (花押) 文久三在京中

(小) 中川一匠鏨

 

撫角形、鉄磨地、甲鋤彫、毛彫、金銀平象嵌、鋤残打返耳、

両櫃孔内(大両穴・小小柄櫃孔埋)

説明

 中川一匠(一勝)は、美作国津山藩主松平家の抱え工であった中川勝継の次男で、五兵衛勝実といい、通称を直次郎といった。21歳で京都の後藤一乗の門に入り、安政4年、29歳の時に師の許しを得て一勝と改めた。のち師家を辞して津山に戻ったが中川家を弟の一的に譲り、文久元年に江戸に出て、翌2年に一匠と改名し、明治9年、48歳で東京で歿している。一匠は号名を韜雲といい、「後藤一乗門人」「後藤法橋一乗門」などと切添えて師弟関係を明示したものがある。作風は師風をよく継承し、一乗のもとにあっては橋本一至や船田一琴らと共に師の代作の任にあったといわれている。

 一見して師:後藤一乗の伯応銘かと、勘違いする程によく出来た大小鐔である。それもそのはず、中川一匠は師に最も永い期間を仕えており、師の代作も多く手掛けている。精良な鉄地に甲鋤彫、毛彫にて各々を見事に仕上げ、且つ処々に金・銀の平象嵌を加えてアクセントをつけている。鋤残打返耳の仕上げても一乗一派の独特のものである。画題であるが、四君子であれば「竹・蘭・梅・菊」であるが、蘭のかわりに蓮が使われ、この画題は一匠にまま見受けられる。「文久三在京中」の添銘も貴重な資料である。

備考

日野松庵先生箱書

「中川一匠 大小鐔」

「中川一匠韜雲 花押 文久三在京中 大小鐔 鉄撫角形 片切彫 象嵌

四君子 昭和庚子初春 松庵 (落款)」

中川一匠1
中川一匠2
中川一匠3
中川一匠4
中川一匠5
中川一匠6
中川一匠7
中川一匠8
中川一匠9
中川一匠10
中川一匠11
中川一匠12
中川一匠13
中川一匠14
中川一匠15

刀剣や刀の販売なら日本刀販売専門店つるぎの屋のTOPページに戻る