無鑑査 Mukansa

No.A00440

(附) 黒呂色塗腰刻鞘合口拵

白鞘  金着二重ハバキ

\ 1,000,000 (税込)

刃長 : 26.6cm  (8寸8分) 反り : 0.1cm  ごく僅か

元幅 : 2.7cm 元重 : 0.65cm

登録証

広島県教育委員会

平成22年02月10日

: 広島県

時代 : 現代 平成21年 2009年

鑑定書

安芸国 三上貞直彫同作

平成二十一年八月日

形状

刃文

帽子

彫物

平造、庵棟、身幅やや広く、重ね厚く、反り殆どなし。

板目よく錬れてつみ、杢交じり、地沸厚くつき、地景入る。

互の目に小互の目交じり、足入り、匂深く、小沸よくつき、金筋入り、砂流しかかる。

のたれ込み尖って長く返り、先掃きかける。

櫃内に表は倶利伽羅を、裏は八幡大菩薩の文字をともに浮彫する。

生ぶ、先浅い栗尻、鑢目大筋違に化粧つく、目釘孔一。

説明

 三上貞直刀匠は、本名を孝徳といい、昭和30年6月11日、島根県島根県邑智郡邑南町(旧:瑞穂町)に生まれる。昭和49年、奈良県の重要無形文化財保持者(人間国宝):月山貞一刀匠に入門する。昭和55年、文化庁より作刀承認を受け、広島県山県郡北広島町に三上貞直日本刀鍛錬道場を開設する。昭和56年より新作名刀展において高松宮賞2回、文化庁長官賞2回、毎日新聞社賞1回、薫山賞2回、優秀賞1回、努力賞3回、入選4回など数多く受賞し、平成7年に無鑑査に認定される。作風は、長船長義を彷彿とさせる相伝備前をもっとも得意とし、師:月山貞一刀匠ゆずりのよく鍛えられた強靱な地鉄に、刃沸の強くついた湾れや乱れ刃を焼く。近年では、平成24年に、アニメ:エヴァンゲリオンの劇中に登場する「ロンギヌスの槍」を弟子の橋本庄市氏とともに制作して注目を集めた。

 本短刀は、地鉄は板目が錬れて杢を交え、地沸が厚くつき味わい深いものとなり、刃文は、互の目乱れに小沸がよくつき、金筋入り、砂流しよくかかり、帽子は突き上げて尖って長く返るといった優れた出来映えを示す。三上刀匠が得意とした備前長義を彷彿とさせる優品である。さらに、表には倶利伽羅、裏には「八幡大菩薩」の文字を浮彫とし、備前景光を範としたものであろう。さすがに人間国宝:月山貞一刀匠の高弟である三上刀匠の巧みな彫技が余すことなく表現されている。

黒呂色塗腰刻鞘合口拵 総長 : 43.0cm

備考

無鑑査

三上貞直1
三上貞直2
三上貞直3
三上貞直4
三上貞直5

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