長岡正家

平成六年新作名刀展 努力賞受賞作品

No.A00386

白鞘  金着太刀ハバキ

     売 約 済

刃長 : 78.8cm  (2尺6寸) 反り : 2.9cm  (9分強)

元幅 : 3.35cm 先幅 : 2.4cm 元重 : 0.75cm 先重 : 0.5cm

登録証

東京都教育委員会

平成26年08月16日

: 群馬県

時代 : 現代 平成6年 1994年

鑑定書

於赤城山麓国定正家勤作

平成六年春吉日

形状

刃文

 

帽子

彫物

鎬造、庵棟、身幅広く、重ね厚め、腰反りつき、中鋒詰まりごころ。

板目つみ、地沸つき、地景入る。

丁子刃を主調に、房の大きな大丁子交じり、焼き高く重花状となり華やかに乱れ、足繁く入り、匂本位にわずかに小沸つき、砂流し細かにかかる。

乱れ込み小丸に返り、先掃きかける。

表裏に棒樋を掻き流す。

生ぶ、先栗尻、鑢目勝手下がり、目釘孔一。

説明

 長岡正家刀匠は、本名を長岡仁志といい、吉原国家刀匠に師事し、群馬県佐波郡において鍛刀する。作風は、備前伝を得意とし、平成9年、10年には新作名刀展において優秀賞を受賞する。

 この太刀は、平成六年新作名刀展において努力賞を受賞した作品で、鎬造、庵棟、身幅広く、重ね厚め、腰反りつき、中鋒詰まりごころといった鎌倉時代中期の太刀姿を呈す。地鉄は、板目つみ、地沸つき、地景入り、刃文は、鎌倉時代中期の備前一文字派を彷彿とさせる丁子刃を主調に、房の大きな大丁子交じり、焼き高く重花状となり華やかに乱れ、足繁く入り、匂本位にわずかに小沸つき、砂流し細かにかかるなどの優れた出来口をあらわしている。

備考

 

佩裏の中程、刃中にわずかな鍛えがみられます。

長岡正家1
長岡正家2

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