人間国宝 月山貞一

重要無形文化財保持者 (人間国宝)

保存刀剣 NBTHK Hozon Paper

No.A00353

(附) 共箱 - 月山貞一筆

白鞘  金着太刀ハバキ

     売 約 済

刃長 : 63.5cm  (2尺1寸) 反り : 1.0cm  (3分強)

元幅 : 3.35cm 元重 : 0.7cm

登録証

県教育委員会

平成22年12月17日

: 奈良県

時代 : 現代 昭和60年 1985年

鑑定書

(公)日本美術刀剣保存協会

保存刀剣鑑定書

平成23年02月25日

月山源貞一作之(花押)

昭和六十年五月吉祥日

形状

 

刃文

 

 

帽子

彫物

鎬造、庵棟、身幅やや広く、重ね厚め、切先部が両刃状となり、反りつき、小烏丸造となる。

小板目肌、よく練れてつみ、処々わずか柾がかり、地沸微塵に厚くつき、地景入る。

元の焼きを低くし焼き落とし風にし、その上は、中直刃を基調にわずかにのたれごころを帯び、少しく小互の目交じり、足・葉よく入り、小沸よくつき、金筋・砂流しかかり、刃縁に打ちのけ湯走り状の飛焼などを交える。

直ぐに焼詰め、長く返り、棟側の焼刃に繋ぐ。

表裏に薙刀樋・添樋を掻き流す。

生ぶ、先栗尻、鑢目筋違に化粧つく、目釘孔一。

説明

 二代:月山貞一刀匠は、本名を月山昇といい、明治40年11月8日に月山貞勝の子として生まれる。祖父に帝室技芸員であった初代:月山貞一、父に月山貞勝といった名門:月山一門に生まれ、13歳の頃より、父:月山貞勝に鍛刀の業を学ぶ。初め貞光、貴照と銘し、昭和42年より祖父と同じく貞一を襲名する。作風は、月山一門伝統の綾杉伝のみならず、古伝の相州伝や備前伝も得意とし、また、刀身彫刻も巧みである。昭和42年、新作名刀展におい正宗賞・文化庁長官賞を受賞する。昭和45年、無鑑査に認定され、昭和46年、64歳の時に重要無形文化財保持者(人間国宝)に認定される。平成7年4月1日、88歳で逝去する。

 平家重代の名物:小烏丸は、生ぶ無銘ながら、古来、大和国天国の作と伝えて著名である。その造込みに特徴があって、切先部が両刃状となり、反りのある太刀で、この種のものに小烏丸造の呼称がある。本作は、月山貞一刀匠が同国大和の伝説的な刀匠である天国作と伝える名物:小烏丸を写したもので、本歌が2尺0寸4分(約61.8cm)に対して、写しが2尺1寸(約63.5cm)と寸法に至るまで忠実に写している。地鉄は、小板目肌がよく練れてつみ、処々わずか柾がかり、潤いが感ぜられ、地沸微塵に厚くつき、地景入る。刃文は、古剣の本歌を模して、元の焼きを低くし焼き落とし風にし、中直刃を基調にわずかにのたれごころを帯び、少しく小互の目交じり、足・葉よく入り、小沸よくつき、金筋・砂流しかかり、刃縁に打ちのけ湯走り状の飛焼を交えるといった優れた出来映えを呈す。月山貞一刀匠が78歳の作品で、自筆の共箱が附帯しており、流石に入念作であることが窺い知れる。

備考

昭和46年(1971) 重要無形文化財保持者に認定。(人間国宝)

月山貞一刀匠自筆の共箱が附帯している。

 

「宝刀 一口」

「模平家重宝小烏丸 以先祖伝来大和伝鍛法 昭和六十年五月吉祥日

大和国三輪山扶井河之上 太阿月山源貞一作之(花押)(落款)」

人間国宝 月山貞一1
人間国宝 月山貞一2
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人間国宝 月山貞一5

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