仙台国包

特別保存刀剣 NBTHK Tokubetsu Hozon Paper

No.A00350

白鞘  金着一重ハバキ

     売 約 済

刃長 : 54.8cm  (1尺8寸0半) 反り : 1.4cm  (4分)

元幅 : 2.9cm 先幅 : 2.3cm 元重 : 0.65cm 先重 : 0.5cm

登録証

東京都教育委員会

昭和46年07月08日

: 陸奥国 (青森県・岩手県・宮城県・福島県)

時代 : 江戸時代中期 寛文頃 1661-1672年頃

鑑定書

(公)日本美術刀剣保存協会

特別保存刀剣鑑定書

平成25年04月24日

山城守藤原国包

形状

刃文

 

帽子

鎬造、庵棟、身幅・重ね尋常に、元先の幅差少なく、反り浅くつき、中鋒となる。

柾目肌よくつみ、地沸つき、地景入る。

中直刃浅くのたれごころを帯び、匂深く、小沸よくつき、金筋・砂流しかかり、刃縁にうちのけ・湯走りかかり、匂口明るい。

直ぐに焼詰め風、先掃きかける。

生ぶ、先栗尻、鑢目筋違、目釘孔一。

説明

 二代:仙台国包は、初代:山城大掾国包の長男で、本郷吉左衛門と称し、正保2年、家名を相続する。寛文7年11月12日、山城守を受領、寛文12年7月2日、61歳にて没す。作風は、大和保昌流の柾目鍛えを得意とし、直刃、或いは、互の目を焼きいずれの上手である。

 この脇指は、姿は元先の幅差少なく、反りが浅くつき、中鋒に結ぶ寛文新刀の体配を示している。地鉄は、柾目肌が総じてよくつみ、地沸つき、地景が入る。刃文は、中直刃が浅くのたれごころを帯び、匂深く、小沸よくつき、金筋・砂流しが細かによくかかり、刃縁にうちのけ・湯走りかかり、匂口明るいなどの出来口を示している。初・二代の仙台国包が得意とした大和保昌伝の作域をあらわした優品である。

備考

新刀 上々作。

良業物。

仙台国包1
仙台国包2
仙台国包3
仙台国包4

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