月山貞一

保存刀剣 NBTHK Hozon Paper

No.A00340

(附) 文官用儀礼正剣拵

白鞘  金鍍金一重ハバキ

     売 約 済

刃長 : 58.2cm  (1尺9寸2分) 反り : 殆どなし

元幅 : 1.5cm 先幅 : 1.1cm 元重 : 0.55cm 先重 : 0.4cm

登録証

東京都教育委員会

昭和53年07月27日

: 大阪府

時代 : 近代 明治18年 1885年

鑑定書

(公)日本美術刀剣保存協会

保存刀剣鑑定書

平成25年03月06日

月山貞一精鍛之

明治十八年五月日

形状

 

刃文

帽子

鎬造、庵棟、身幅細め、重ねやや薄く、元先の幅差ややあり、反り殆どなく、小鋒に結ぶサーベル型となる。

小板目肌よくつみ、地沸細かにつき、地景入り、精美な肌合いを呈す。

小互の目に、少しく尖りごころの刃交じり、足入り、匂本位に小沸つき、匂口明るい。

のたれ込みに小丸やや尖りごころに返り、先掃きかける。

生ぶ、先切に螺旋状、鑢目筋違に化粧つく、目釘孔一。

金具

文官用儀礼正剣拵 総長 : 85.4cm

金鍍金、桐紋唐草図

説明

 月山貞一(初代)は、貞吉の養子となり、雲龍子と号す。幕末における巨匠のひとりであるが、残念ながら廃刀令に際会し、苦労を重ねるも刀鍛冶を続ける。明治39年には、宮本包則とともに帝室技芸員に任ぜられ、日本刀鍛錬技術の保存と向上のために尽力している。作風は、家伝である綾杉伝の他に備前伝、相州伝など多岐にわたり上手であり、また、刀身に施した彫物も高い評価を得ている。

 本作は、身幅細め、重ねやや薄く、元先の幅差ややあり、反り殆どなく、小鋒に結ぶ所謂サーベル型の姿形を示す。地鉄は、小板目肌が地沸細かにつき、地景入り、精美な肌合いとなる。刃文は、小互の目に、少しく尖りごころの刃交じり、足入り、匂本位に小沸つき、匂口明るいなどの月山貞一が得意とした備前伝を焼いている。茎尻に特色があり、螺旋(ネジ)状となっており、これは拵の柄頭を外して、刀身を固定する珍しいものとなっている。附帯するのは、勅任官の文官用儀礼正剣拵で、刀身と外装ともに非常にコンディションが良いことが好ましい。武官の菊紋・桜花紋に対し、文官は桐紋となる。持ち主については来歴が定かでないのは残念であるが、皇室とも縁の深い月山貞一が勤作しているところから、余程に名士の高等官が所持したものであろうか。

<勅任官について>

 

勅任官(ちょくにんかん)は明治憲法下の官吏区分で、高等官の一種であった。奏任官の上位に位置し、広義には親任官と高等官一等と二等を総じて勅任官と呼んだが、狭義には高等官一等と二等のみを勅任官といった。親任官と勅任官に対しては、敬称に閣下を用いた。

文官は、中央省庁本省の次官や局長、府県の知事などが勅任官であり、現在で言えば「指定職」とされる役職がこれに相当する。

武官は役職ではなく、中将と少将の階級が勅任官であった。

 

(高等官一等の例) 宮内次官、宮内省掌典長、李王職長官、陸軍中将、海軍中将

(高等官一等または二等の例) 内閣書記官長、法制局長官、賞勲局総裁、各省次官、特命全権公使、枢密院書記官長、内大臣府秘書官長、侍従次長、帝国大学総長、府県知事、警視総監

(高等官二等の例) 各省局長、各省参与官、陸軍少将、海軍少将

 

(Wikipediaより)

備考

新々刀 上々作。

帝室技芸員。

 

鞘の塗りに処々に剥落がみられます。

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