氏房

保存刀剣 NBTHK Hozon Paper

No.A00330

白鞘  金着一重時代ハバキ

     売 約 済

刃長 : 32.6cm  (1尺0寸7分半) 反り : 0.4cm  (1分)

元幅 : 2.85cm 元重 : 0.7cm

登録証

岐阜県教育委員会

平成24年01月12日

: 美濃国 (岐阜県-南部)

時代 : 江戸時代初期 慶長頃 1624-1643年頃

鑑定書

(公)日本美術刀剣保存協会

保存刀剣鑑定書

平成24年04月25日

(無銘) 氏房

形状

刃文

 

帽子

彫物

平造、庵棟、身幅広く、重ね厚めに、浅く反りつく。

板目、処々柾がかり、肌立ちごころに、地沸つき、地景入る。

大のたれに、元に互の目交じり、沸よくつき、総じて荒沸が叢だち、砂流しかかり、匂口沈みごころとなる。

直ぐに丸に返り、やや深く返り、返りが棟に寄り、先掃きかける。

表裏に刀樋を掻き通し、添樋を掻き流す。

生ぶ、先切り、鑢目切、目釘孔二。

説明

 氏房は、政常・信高と共に尾張新刀を代表する刀工で、若狭守氏房に始まり、新刀期に至り、初代:飛騨守氏房、二代:備前守氏房、三代:飛騨守氏房と続きいずれも上手である。

 本作は、身幅の広めに寸が延び、浅く反りのついた所謂ダンビラな造込みとなり、慶長を下らぬ作と鑑せられる。大のたれに、沸が厚くよくつき、総じて荒沸が叢となり、砂流しかかり、匂口が沈みごころとなるなどの作風をみせ、代別でいえば初代:飛騨守氏房の作域に近いものと思量される。時代ハバキや研磨・白鞘のコンディションも良好となっている。

備考

氏房1
氏房2
氏房3
氏房4

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