備前長船経家

保存刀剣 NBTHK Hozon Paper

No.A00281

白鞘  金着二重祐乗鑢ハバキ

\ 850,000 (税込)

刃長 : 41.2cm  (1尺3寸6分半) 反り : 0.4cm  (1分強)

元幅 : 2.6cm 元重 : 0.75cm

登録証

岐阜県教育委員会

昭和48年05月15日

: 備前国 (岡山県-南東部)

時代 : 室町時代初期 宝徳3年 1454年

鑑定書

(財)日本美術刀剣保存協会

保存刀剣鑑定書

平成24年01月27日

備州長船経家

宝徳三年二月日

形状

 

刃文

 

帽子

彫物

平造、庵棟、身幅尋常に、大きく寸延び、重ね厚く、わずかに反りつく。

板目、杢交じり、処々柾がかり、肌立ちごころに、地沸つき、地景太く入り、鉄色が黒味がかり、刃寄りに棒映りたつ。

中直刃、匂本位にわずかに小沸つき、ささやかな砂流しかかり、部分的に匂口うるみごころとなる。。

直ぐに小丸に返り、先少しく掃きかける。

表に、行の倶利伽羅、裏に、梵字、その下に護摩箸を肉彫する。

生ぶ、先栗尻、鑢目筋違、目釘孔二。

説明

 経家は、光久の子で、家助と並んで、盛光・康光に次ぐ応永備前の良工である。銘鑑では経家の初代は畠田一派で正応頃といい、次いで南北朝期の応安年紀をあげているが、現存するものには応永を遡るものは極めて稀で、本工の活躍年代は応永から永享に至る。彼の作風は、体配は太刀・脇指共に、尋常な身幅の割に長寸で、刃文は腰の開いた互の目に丁子を交えるものが多く、直刃も得意としており、また、彫技も巧みである。

 この脇指は、地鉄は板目が錬れて、杢目が交じり、肌立ちごころとなり、棒映りが立つ。刃文は、静謐な匂勝ちの中直刃を焼き、細かな刃中の働きがあらわれるなど、応永備前の作風がよく示されている。彫物は、室町時代の彫物は比較的に濃密な「真」の倶利伽羅が多いが、本作は、「真」と「草」の中間的な「行」の倶利伽羅となっている。同じ長船物でも一時代古い景光・兼光には、龍の胴体が風になびいて、舟の帆が張ったような「孕み龍」の彫物があるが、本作の彫物も経家が景光や兼光ら先人に影響を受けたものであろうか。重ねの厚い堂々とした体配が良く健全であり、錬れた地鉄は精美にして、地刃共に保存状態が良く、彫物も見事である。長船経家の技倆の高さをよくあらわした応永備前の優品といえる。

備考

中古刀 中上作。

良業物。

 

保存刀剣鑑定書では、「日」の字を四角(□)でくくります。

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