保存刀剣 NBTHK Hozon Paper

No.A00151

白鞘  金着二重ハバキ

     売 約 済

刃長 : 49.8cm  (1尺6寸4分強) 反り : 1.6cm  (6分)

元幅 : 2.8cm 先幅 : 1.9cm 元重 : 0.7cm 先重 : 0.5cm

登録証

静岡県教育委員会

昭和45年07月15日

: 備前国 (岡山県-南東部)

時代 : 江戸時代後期 嘉永四年 1851年

鑑定書

(公)日本美術刀剣保存協会

保存刀剣鑑定書

平成20年08月22日

備前国長船住横山祐包作 友成五十八代孫

嘉永二二年二月日

形状

刃文

 

帽子

彫物

鎬造、庵棟、身幅尋常にて、重ね厚く、先反りつき、中鋒となる。

小板目肌よくつみ、地沸微塵に厚くつき、地景入り、精美な肌合いを呈す。

互の目丁子、互の目・小互の目、少しく尖りごころの刃など交じり、やや逆ごころにて、足入り、匂い本位に小沸つき、焼頭に小さな飛焼をわずかに交える。

乱れ込み小丸に返る。

表裏に、棒樋に添樋を丸留し、その下に爪を刻す。

生ぶ、先栗尻、鑢目筋違、目釘孔一。

説明

横山祐包は、俊吉、俊左衛門と称し、七兵衛尉祐定家の横山鹿之助祐盛の養子(祐永姉婿)となる。初代:横山加賀介祐永は「友成五十六代孫」、二代:横山加賀介祐永は「友成五十七代孫」と茎にそれぞれ切るのに続き、祐包は「友成五十八代孫」と切る。但し、これは備前鍛冶の祖である古備前友成の遺業を継いでいることへの自称に過ぎないといわれている。作風は、他の横山一門の鍛冶と同様に備前伝に終始している。弟子に、二代祐包、宮本包則などがいる。祐包は、新々刀期の横山一派の卓美を飾る名工である。

本作は、脇指ながら祐包の典型作であるばかりでなく、地鉄が精美な肌合いとなり、刃紋も丁子の房が大きく華やかとなるなど、出来が優れている。加えて上研磨され、コンディションは、研ぎ・白鞘・ハバキともに良好な一口である。

備考

新々刀 中上作。

 

上研磨済み。コンディションは、研ぎ・白鞘・ハバキともに良好です。

強いて言えば、指裏:上部の樋中に僅かに割れがみられます。

横山祐包1
横山祐包2
横山祐包3
横山祐包4

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