伯耆守信高

保存刀剣 NBTHK Hozon Paper

No.A00130

(附) 茶渦巻文変塗鞘打刀拵

白鞘  金着一重時代ハバキ

     売 約 済

刃長 : 66.7cm  (2尺2寸) 反り : 1.8cm  (5分)

元幅 : 2.95cm 先幅 : 1.85cm 元重 : 0.8cm 先重 : 0.45cm

登録証

和歌山県教育委員会

平成18年03月02日

: 尾張国 (愛知県-西部)

時代 : 江戸時代中期 延宝頃 1673-1681年頃

鑑定書

(公)日本美術刀剣保存協会

保存刀剣鑑定書

平成20年08月22日

伯耆守藤原信高

形状

 

刃文

 

帽子

鎬造、庵棟、身幅尋常にて、重ねやや厚く、平肉つき、元先の幅差あり、反りつき、中鋒となる。

板目に、杢交じり、地沸細かによくつき、地景入る。

中直刃を基調に小互の目交じり、小足入り、小沸よくつき、物打ち辺にやや荒沸となり、砂流しかかり、刃縁に湯走り・喰違い刃など交える。

焼深く、直ぐに小丸に返り、先わずかに掃きかける。

生ぶ、先刃上がり栗尻、鑢目大筋違に単純化粧つく、目釘孔一。

 

 

目貫

栗形

小尻

茶渦巻文変塗鞘打刀拵 総長 : 94.8cm

蝦蟇仙人図、撫角形、素銅磨地、毛彫、耳小丸、片櫃孔、無銘

高さ:6.8cm 幅:6.4cm 厚さ:0.5cm

白鮫着、黒糸巻。長さ:23.6cm

鳳凰図、赤銅魚子地、高彫、金色絵、大塚栄次

高さ:3.7cm 幅:2.1cm

桐鳳凰図、赤銅容彫、金色絵

菊図、四分一磨地、高彫、金銀象嵌色絵

四分一磨地金小縁

説明

信高は、政常・氏房と共に尾張新刀を代表する刀工で、中でも信高は六代まで続き、初代から五代までが「伯耆守」を受領している名門である。銘振りは皆よく似ており代別の判別は難しいが、中では作品の多いのが二代・三代である。本作は銘振りより三代作と思量される。

三代:信高は、河村三之亟、初め信照と称す。寛文5年、「伯耆守」受領、宝永4年に没す。活躍年代は寛文-延宝年間が中心で、父である二代:閑遊入道と協力して製作したものが多い。その為、二代との合作銘があり、作風もまた似通っている。

本作は、わずかに短めながら頃合に反りのある手持ちの良い体配に、信高の作風にまま見受けられる直刃を焼いた真面目な一振りである。

研磨・白鞘ともに新規のもので保存状態は良好である。時代拵が附帯することも好ましい。

備考

新刀 中上作。

 

研磨済み。白鞘新規。

伯耆守信高1
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伯耆守信高9

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