兼植

保存刀剣 NBTHK Hozon Paper

No.A00113

白鞘  銀無垢一重ハバキ

人間国宝:本阿弥日洲先生鞘書

     売 約 済

刃長 : 40.6cm  (1尺3寸4分半) 反り : 0.5cm  (2分)

元幅 : 2.9cm 元重 : 0.7cm

登録証

神奈川県教育委員会

昭和38年12月18日

: 美濃国 (岐阜県-南部)

時代 : 室町時代後期 天正頃 1573-1592年

鑑定書

(公)日本美術刀剣保存協会

保存刀剣鑑定書

平成14年02月08日

兼植 (かねたね、又は、かねたつ)

形状

 

刃文

 

帽子

平造、庵棟、身幅広く、重ね厚く、寸延びて、先反りつく。

板目、刃・棟寄りに流れ柾を交え、処々肌立ちごころとなり、地沸つき、淡く白け映りたつ。

浅いのたれに互の目・小互の目・尖り刃など交じり、上部は焼き高く一段と華やかとなり、足入り、匂主調に小沸つき、砂流し長くよくかかる。

浅くのたれ込み、丸に返り、先さかんに掃きかける。

生ぶ、先剣形、鑢目勝手下がり、目釘孔一。

説明

兼植は、兼直の子で、美濃:関にて鍛刀する。室町時代後期、天正頃に活躍する。兼植の名跡は、関よりもむしろ新刀期に越前・加賀において大いに繁栄する。兼若と同様に関の地から加賀・越前に移住した一族の先代であろう。

この脇指は、身幅広く、重ね厚く、寸が延びて、先反りがついた迫力ある豪壮な姿に、地鉄は、板目に流れ柾を交え、刃文は浅いのたれに処々尖り刃を交えるなど室町後期の美濃物の特色をよく明示した佳品である。

備考

人間国宝(重要無形文化財保持者):本阿弥日洲先生 鞘書

「美濃国兼植作 御伝来 下野国皆川藩重臣飯塚佐五右衛門尉家 生中心在銘也 時代文亀之頃 長サ壱尺参寸四分半有之 平成元歳巳正月吉日記之 重要無形文化財 本阿弥日洲(花押)」

 

細かなヒケがあります。

兼植1
兼植2
兼植3
兼植4

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